中古住宅のホームインスペクション費用|購入前に見る基礎と床下
中古住宅のホームインスペクション(住宅診断)の費用は、5万〜10万円程度が一般的な目安です。購入の申し込みから売買契約までの間に依頼し、基礎のひび割れや床下の傷みを契約前に確かめておくと、購入後の補修費を見込んだうえで判断できます。
この記事は、JSHI公認ホームインスペクターが在籍する一心建設が、中古住宅の購入を考えている方に向けてまとめています。

ホームインスペクションとは|中古住宅の「健康診断」
ホームインスペクションは、住宅に詳しい専門家が建物の劣化や不具合を調べ、結果を報告書にまとめるサービスです。売主でも不動産会社でもない第三者の立場で見るため、購入する側が建物の状態を客観的に知る材料になります。
2018年4月からは、宅地建物取引業法の改正で、中古住宅の取引に「建物状況調査」が組み込まれました(国土交通省 報道発表)。不動産会社は媒介契約のときに調査を行う者のあっせんについて書面に記載し、重要事項説明では調査の実施の有無と結果の概要を説明します。制度の見直しは2024年にも行われています(国土交通省 宅地建物取引業法施行規則等の改正)。
法律にもとづく建物状況調査は、国の講習を修了した建築士(既存住宅状況調査技術者)が行います。調べるのは、基礎・土台・柱などの「構造耐力上主要な部分」と、屋根・外壁などの「雨水の浸入を防止する部分」です。
費用の目安と、料金が変わる条件
| 項目 | 目安 |
|---|---|
| 戸建ての標準的な調査 | 5万〜10万円程度 |
| 調査にかかる時間 | 2〜3時間程度 |
| 料金が上がる条件 | 床面積が広い、床下・屋根裏に入って調べる、報告書の項目を増やす |
※複数の専門業者の公開価格をもとにした一般的な目安です。
床下と屋根裏は、点検口から目で見るだけの調査と、中に入って調べる調査で料金が分かれることが多い部分です。基礎のひび割れや床下の湿気、シロアリの跡は床下に入らないと見えないため、基礎が気になる物件では床下まで調べる内容を選んでください。
依頼するタイミングは「申し込み後・契約前」

ホームインスペクションは、購入の申し込みをしてから売買契約を結ぶまでの間に行うのが一般的です。売主の承諾が必要なので、申し込みの段階で不動産会社に「インスペクションをしたい」と伝えておくとスムーズです。
契約前に結果がわかれば、補修が必要な箇所の費用を見込んで価格を相談したり、購入そのものを考え直したりできます。売主がすでに建物状況調査を行っている物件なら、その報告書を見せてもらうところから始めてください。
中古住宅で特に確かめたいのは基礎と床下
基礎は、あとから直すと工事が大きくなりやすい部分です。購入前に次の点を確認してください。
▼写真:P1
| 確認する部分 | 見るポイント |
|---|---|
| 基礎のひび割れ | 幅0.3mm以上か、錆汁が出ていないか、換気口の角から斜めに割れていないか |
| 床下の湿気 | 地面が湿っていないか、カビ臭くないか、防湿シートがあるか |
| 床下の木材 | 土台や大引に腐れやシロアリの跡がないか |
| 床の傾き・建具 | ドアや窓が閉まりにくくないか、床が傾いていないか |
| 建てられた年 | 1981年5月以前の旧耐震基準か、2000年の基準改正の前か |
ひび割れの幅は、国土交通省の技術的基準で、0.3mm以上0.5mm未満は構造上の不具合の可能性が「一定程度」、0.5mm以上や錆汁を伴うものは「高い」と整理されています(国土交通省「住宅紛争処理の参考となるべき技術的基準」)。見分け方は「家の基礎のひび割れは危険?幅0.3mmが目安の見分け方」で詳しく解説しています。
▼写真:P2
無料診断とホームインスペクションの違い
一心建設には、無料の住宅診断と、有料のホームインスペクションの2つがあります。目的によって使い分けてください。

| 無料の住宅診断 | ホームインスペクション(有料) | |
|---|---|---|
| 向いている人 | 自宅の基礎や床下の補修を考えている方 | 中古住宅の購入前に、建物の状態を詳しく知りたい方 |
| 方法 | 訪問またはオンラインでの目視 | 資格を持つ専門家が、構造や基礎の状態を詳しく確認 |
| 主な確認箇所 | 床下・屋根裏・屋根・外壁など | 構造・基礎を中心に建物全体 |
| 結果 | 状況写真付きの住宅診断報告書 | 補修や補強の必要性をはっきりお伝え |
購入前の物件を詳しく調べたい場合はホームインスペクション、すでに住んでいる家の基礎が気になる場合は無料診断が合っています。
基礎に不具合が見つかったら|補修費の考え方
インスペクションで基礎のひび割れが見つかっても、すぐに購入をあきらめる必要はありません。補修の方法と費用がわかれば、それを含めた総額で判断できます。
一心建設の基礎補強は、アラミド繊維シートとカーボンファイバー配合の樹脂を組み合わせたハイブリッド工法で、通常27,000円〜/mです。WEB限定キャンペーンの価格はページ下部でご確認ください。工期は1〜3日程度が中心で、施工後は10年保証が付きます。費用の詳しい計算方法は「基礎のひび割れ補修の費用相場」をご覧ください。
施工事例:築年数の経った住宅の基礎補強
中古住宅で多い、築20年以上の住宅で基礎を補強した例です。
小田原市 HS邸(木造戸建て・築30年)
ハイブリッド工法で基礎のコンクリートを補強しました。工期は2日間、1名で施工しています。

詳しくは小田原市HS邸の施工事例をご覧ください。
三浦市 MS邸(木造住宅・築40年)
築40年の住宅で基礎を補強し、木部の補強もあわせて行いました。工期は2日間、2名で施工しています。


詳しくは三浦市MS邸の施工事例をご覧ください。
ほかの事例は施工実績の一覧で紹介しています。
よくある質問
Q. ホームインスペクションは売主の許可がいりますか?
A. はい。購入前の物件は売主のものなので、調査には売主の承諾が必要です。申し込みの段階で、不動産会社を通じて依頼したい旨を伝えてください。
Q. 調査には立ち会ったほうがいいですか?
A. 立ち会いをおすすめします。床下や屋根裏の状態を、その場で写真を見ながら説明を受けられます。
Q. インスペクションで「問題なし」なら、購入後に不具合は出ませんか?
A. インスペクションは調査した時点の状態を見るもので、将来の不具合がないことを保証するものではありません。報告書は購入後のメンテナンスの計画にも役立ててください。
Q. 購入後に基礎の補修が必要になったら、どこに相談すればいいですか?
A. 基礎の補修・補強を専門に行う会社に相談してください。一心建設では、訪問またはオンラインによる無料の住宅診断を行っています。
まとめ:中古住宅は「契約前」に基礎と床下を確かめる
ホームインスペクションの費用は5万〜10万円程度が目安です。購入の申し込みから契約までの間に、床下まで含めて調べておくと、補修費を見込んだうえで購入を判断できます。
一心建設のホームインスペクションや無料診断については、LINE、お電話(0120-42-7266/9:00〜18:00・月火休)、またはこのページ下部のフォームからお気軽にご相談ください。








